化粧品の美肌成分

美肌化粧品の美肌成分について

化粧品の容器には、必ず配合成分が表示されています。なんとなく選ばないで、成分を確認
して選ぶようにすれば、だんだん美肌化粧品選びが上手になるはずです。

 

『保湿成分』

 

ひとことで「保湿」といっても水分維持のしかたはさまざまです。乾燥が気になる人には、セラミド、
ヒアルロン酸などが効果的です。

 

■水をはさみこんで逃がさない保湿成分■
水をサンドイッチ状にはさみ込んで、逃がさずに維持する性質をもつ成分です。

 

スフィンゴ脂質
セラミド以外の角質細胞間脂質をこう呼びます。セラミドに近い成分で、人の肌になじみやす
いのですが、保湿力はセラミドの方が勝ります。

 

セラミド
角質細胞間脂質の一種で、とても高い保湿力をもつ代表的な保湿成分です。水分をはさ
み込んでサンドイッチ状の構造をつくる性質があり、肌の角質層に水分を閉じ込め、持続的
に保ちます。

 

レシチン
大豆からとれる成分で、セラミドと同じようにサンドイッチ状の構造をつくる性質があります。原価の
高いセラミドに比べ安価ですが、保湿力はセラミドより若干劣ります。

 

 

■水分を多く含んで逃さない保湿成分■
水分をたくさん抱え込んで維持する性質をもつ成分です。

 

コラーゲン
皮膚の真皮にあり、肌の弾力を保つ働きをもつ線維状の成分ですが、化粧品に配合されている
のは、表皮の保湿力を保つためのものです。真皮までは浸透しません。

 

ヒアルロン酸
皮膚の真皮にもあるゼリー状の物質で、保湿力が高く、乾燥した空気の中でも水分を逃さない
性質があります。質量にして約200〜600倍の水分を蓄える力があるといわれています。

 

エラスチン
コラーゲンと同様に、真皮にある線維状の成分ですが、化粧品に配合されているのは、表皮の
保湿力を保つためのものです。

 

ヘパリン類似物質
血液中にあるヘパリンという成分に水分含有力があることがわかり、類似の成分を保湿成分
として応用するようになったものです。医療の分野でも保湿剤として使われています。

 

 

■吸湿力のある保湿成分■
水分を吸収して結合する性質をもちますが、湿度が低いと保湿力が低下してしまうのが難点です。

 

天然保湿因子(NMF)
角質細胞内にある保湿成分です。アミノ酸、尿素、ピロリドンカルボン酸などいろいろな種類があり、
保湿力はあまり強くありませんが、サラッとした使用感で肌になじみやすいのが特徴。化粧水に配合
されることが多くあります。

 

PG(プロピレングリコール)、グリセリン、1.3BG(ブチレングリコール)
アルコールの一種で、吸湿力があります。さまざまな化粧品に配合されていますが、保湿力はそれ
ほど高くありません。

 

 

 

『油分』

 

「油分でフタ」というやや古い発想の保湿成分です。クリームや乳液のベースとなります。

 

鉱物油
石油を生成してつくられるオイルです。クリームや乳液によく使われます。石油というと肌に悪そうに
思われますが、精製する過程で不純物が取り除かれているので、心配はいりません。

 

植物油
ホホバオイル、オリーブオイル、アボカドオイル、マカダミアナッツオイル、椿油など、植物から抽出
した天然のオイルです。

 

動物油
ミンクオイル、スクアランオイルなど、動物から抽出したオイルです。

 

流動パラフィン(ホワイトミネラルオイル)
石油から得た炭化水素類の混合物です。ロウのような質感です。

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